■ KDS マウント改・自作ジンバル雲台/JUT−01 ■
06/09スペーサー他追加
05/30 小改良!05/29 完成!

雲台重量(スライドユニット含)は”994g”!+α
重さはGITZO2180の倍ですが、使い勝手はこちらのほうが良さそうです。

今まで、安物雲台、耐荷重にあわない雲台、使いづらい自由雲台・・・をかさねて、
先日GITZO(ジッツオ)ビデオ雲台・G2180にたどり着きました。

この雲台はビデオ雲台としては非常に軽く、カウンターバランスもついた
ほぼベストに近い雲台でした。

しかし、
使っていくとち〜っと気になる点が出てました。

『いいところまでは早く合わすことが出来るのだが、
そこからほんの少し動かすのが苦手』


そのため、
目標に固定するため撮影時はカメラで押さえておく必要あり、
その時の自分自身の揺れが気になっていました。

デジスコの皆さんのようにスッと構え、とらえて、
パッと手を離して撮影できれば言うことはありません。

店頭でジンバル雲台を触って見ましたところ重心位置の関係で非常に操作がしやすく感じました
・・・が、いかんせん10諭吉以上では手が出ません!。

そんな時、ネットをうろうろしていたところ、
ジンバル雲台を自作している方々のページを見つけました。
それがKDSマウントを改造した自作雲台だったのです。

こうなると、作ってみたくて仕方がありません。
早速KDSマウントを注文し、到着したのが05/29・・・そう昨日です。

パーツを分解して、アレコレ眺め、先人たちの工夫を考慮してて製作方針を決めました。

1)上部ユニットを下部・3脚側に使う
2)上部ユニットの腕をカットし、余分な部分を丸め、3脚取付ようタップを切る
3)下部ユニットは上部としてそのまま使う。
4)レンズをセットする部分にはスライドレールを使いたい。
5)できればクイックシュータイプだとなおいい!

基本方針が決まりました。
(ここからは完成時の位置で、上部ユニット、下部ユニットと呼びます。)

下部ユニットの加工は
いつもお世話なっているWさんに相談するしました・・・
(ちゃっかり野郎です  m(_ _)m)

そうなると、上部ユニット部分ですが、
ヨドバシをうろうろするとちょうど良さそうなスライドレールがありました。

コーワ BSN−BPです。
小型で、クイックシューになっているし、ロングレールも使える!
ところが、困ったことが発生!
上部ユニットもTSNーBPも取り付けは両方メス・・・
しかもインチネジなんでこんなものはたぶん売っていない!
ダメモトで店員さんに聞いてみると、なんとオスオスネジがあると言います。
見に行ってみるともうバッチリ!
これで、上部ユニットは完成しました!

で、難関?の下部ユニットの加工ですが、帰宅後Wさんの元へ現物をもって相談に行きました。
あらかじめ、やりたいことを連絡していたのですが、そのまま工作室へ・・・

なんと!
30分もかからないで希望通りの加工が終わってしまいました!・・・恐るべしWさん!

しかも、メーカー加工のように綺麗にピッタリ加工終了・完成です!

ほんとのはなし、これを自分の工具と腕だけで製作したら、
1日かかって仕上げは”ド”きたない出来なのは間違いありません。
「自分で何も作ってないじゃん!」と言う”ツッコミ”はなし!

Wさんに感謝・感謝です m(_ _)m

ということで、ヨドバシでの買い物時間を入れても、実時間2時間ほどで完成です!

いやはや、ちゃかり野郎ですね!
(石をぶつけられそう・・・)

さて、能書きが長くなりましたが、
KDS マウント改・自作ジンバル雲台/JUT−01
お披露目です!



■ 05/30 自作ジンバル雲台/JUT−01 完成! ■

搭載はキャノン40D+EF300mmF4L
昨夜は完成後25時半までへらへらいじっていましたが、
希望通り、イやそれ以上の完成度です。

今までの雲台より動きがスムーズで、勝手にレンズが落ちてこない!
位置決めが非常にやりやすい!
そして、ヘタクソなTORIには”微動ノブ”に涙、涙です。

しかし、こんな素晴らしい雲台が自作できてしまうなんて・・・
先人のみなさん、Wさんのおかげです。
m(_ _)m、m(_ _)m

早速 Wさんからメールを頂ました。
『あははっ、あまりにカッコ良くてスマートなので
一般人が見ても何を作ったのか分かりませんなぁ。(笑)
これだけの望遠レンズが付くと微動装置の出来で全然違うんでしょうね。
これで良い写真が取れそうですね。』

いや、全くその通りです。(TORI)






微動のノブですが、TORI的には前に手を回して動かすほうがやりやすかったです。
そんなわけで結果オーライ!


■ 上下可動域 ■

もう少し、角度が撮りたいので、上部ユニットを10mmくいらいかさ上げしたいと思っています。

下向きは十分ですね、昆虫撮影にも使えそう!


■ パーツ ■
まさか、こんなには早く完成するとは思っていなかったので、
あまり撮影していませんでした。

KDS マウントパーツ 
左:下部ユニット(改前・上部ユニット) 右:上部ユニット(改前・下部ユニット)

上部ユニットにエツミのオスオスネジを取付

KOWA TSN−BP
これが上の画像の上部ユニットに付きます。



■ 05/30 小改良 @、A■

丸い値まあ、『思い立ったなんとか!』で今日も早速小改良を行ってみました。


@かさあげ
上方向稼動域を増やすために、22mmかさ上げしまました。
使ったパーツは
・M6 30mmキャップボルト 2本
・6x20スペーサー 2個
・M6 ワッシャ 4枚です。

皆さんのようにアルミ角パイプを加工しようと思っているのですが、
とりあえず高さを見てみようと追加して見ました。
見た目は華奢ですが、使用に絶えられそうな強度がありそうです。
このまま使用して様子を見たいと思います。


Aスライドレールベースと上部ユニット隙間の解消
オスオスねじのおかげで無事取り付けられたTSN−BPユニットですが、
約5mmほどの隙間が開いています。
多分問題はないと思ったのですが、
BPユニットのスベル止めを兼ねて5mmのゴムで隙間を埋めることにしました。

φ50mm、t5のゴムの中をくりぬきました。

こんな風にはめ込みます。

すると、隙間がなくなって、BPユニットが密着します。
まあ、このあたりは自己満足に近いですが、
それでもだんだん整っていくかと思うと”ウフフ!”状態になります。


■ 06/09 スペーサー他 追加 ■
05/30改良で○パイプのスペーサーを追加したのですが、
さすがに”思いつき”だけのことはあって、完全に剛性不足でした。
シャッターに手をかけると揺れるのがわかります。
やはり、キチンとしたスペーサーの必要性を感じました。
で、またまたWさんに相談に行ったところ、その場で加工してくださいました m(_ _)m

今回の改造点は
@ユニット面が台形のため、スペーサーが作りづらいので、台形面を削って平らにした。
Aスペーサー(22x53x30、22x53x40)を製作した。
B3脚との接続部が締めづらかったので、出っ張りを追加した。
です。

@、A

高さ方向に30mm、水平方向に40mmのスペーサーを入れました。
このスペーサーは”なんとジュラルミン削りだし”という凝ったもの?です。
実際にこのユニットを見ると一目瞭然なのですが、
上記画像のユニット面が台形でしたがスペーサーを作りやすいように面を整えました。
さすが、金属ブロック材!へたれ○スペーサーとは剛性が段違いです。

Aでっぱり
画像をみれば納得!
ビスを埋め込んだだけですが、
このおかげで力が入りますのできっちり締め付ける(取付ける)ことができます。
もちっと長いビスでも良いかも?

これで、また使い勝手が向上しました!





参考HP
ミツユビカモメさんja3ngw さんこんなのつくっちゃいました!(掲示板のみなさん)
m(_ _)m

最後に参考価格ですが、
・ケンコー New KDS マウント 13800円(送料込)
・エツミ オスオスネジ 588円
・コーワ TSN−BP ¥4200
・ユニット加工代・・・Wさんへの尊敬の念 いっぱい!
とうことで、
合計 18588円  
ムチャクチャお財布に優しい円・・・市販ジンバル雲台の1/5以下でした。